となりの君は、あの子のもの





さすが、徒歩5分でつく距離。
なんとか、遅れずに学校に着いた。

家の立地に感謝しないとな〜。





そんなこと考えながら昇降口に向かっていると、肩を叩かれた。




「美雨〜!おはよ! 今日も可愛いねっ」




声だけですぐ分かっちゃう。


この子は、小学校の頃からの親友の久坂部 麻美(くさかべ まみ)。

身長165センチで、ほんのり栗色のショートカットの美人さん。性格もはっきりしてて、わたしは大好き。




「麻美、おはよ!麻美はいつ見ても美人〜! 付き合って?」




わたしが、ちゃかして言うと




「まーた、そんなこと言って! 美雨は松永先輩でしょ」


「違うよ!!あんな人、お断りです!それに、あおくん…じゃなくて松永先輩はなっちゃんのだから」




素直じゃないんだから…って、麻美はぶつぶつ言ってるけど、ほんとにそんなんじゃないし…。



あおくんは、なっちゃんのものだもん。