となりの君は、あの子のもの







「美雨ちゃん、なんかいいことあった?」

「へっ!?」



いつの間にか、咲良が洗面所に来てた。





「顔、笑ってるから〜」

「え、いや笑ってないよ!?」

「美雨ちゃんは、すぐ顔に出るんだから分かるよ? あと、時間やばいから〜」




それを先に言ってくれ、咲良!!






わたしは、鞄を引っつかんで急いで家を出る。

「いってきまーす!!」



お母さんの返事も待たずに、家を飛び出した。
始業式から遅刻なんて、笑えないからね…。