俺は前から可愛いと思ってた椎名 詩にラブレターを出してみた

友達の翔に進められたから

告白はうまくいって付き合えたけど、詩と付き

合うようになって陽菜乃って子と友達になった

陽菜乃はほんとにフレンドリーで話しやすくて

晴斗からもいいやつってきいてた

陽菜乃には色々相談にものってもらってて、

そのうちいつの間にか詩と話す時間より陽菜乃

と話す時間を楽しみにするようになっていた

詩と別れた方がいいのかなぁー

その時、ちょうど陽菜乃が一生輝に目をつけら

れてると噂できいた

一生輝はいろんな女をとっかえひっかえするよ

うな奴でつづいても1週間とかで付き合ってるう

ちに入らないようなことばっかりの奴だった

だけど、一生輝が狙う女子はみんな、派手で

ギラギラしてて、失恋した人立ちばっかで、

陽菜乃は特別派手ではなくどっちかっていうと

おとなしめで、失恋したなんて聞いたことない

くて、(一生輝が狙うなんていつもとちがうなー)

っと思っていた

聞いたら、「一目惚れ、あんな奴いた? めっちゃ可愛くね? 化粧したら、もっとやばくね??あぁ~俺、陽菜乃のこと好きだわ」


陽菜乃はもともとクラスから出るような子じゃ

なかったけど、俺の相談に乗るためによく、

休み時間に俺のクラスに来てたから、移動教室

以外で陽菜乃を見る機会が増えたんかな?

移動してるときには見られない、自然な表情と

か見てるうちに好きになったのかな

あー、ダメだ自分から告っといてフルとかダメだよな

絶対、陽菜乃に怒られる…

ちょっと頭冷やそ

でも、俺は申しわけないと思ってしばらくして

から詩と別れた

詩は、全然悲しそうじゃなかった

陽菜残したからも聞いたけど詩は、全然大した

ことなかったみたいな感じだったってきいた

(だったら、なお、安心だ)

俺は安堵の息をついた

晴斗にはなんで別れたのか聞かれたから

陽菜乃のことが好きになってしまった

って答えたら「あーそー へぇ~ なるほどね~まぁ、あいつを好きになる理由もわかんなくてーけど、あいつの事好きになってもお前が傷つくだけだぞ」



って晴斗は言ってきた

俺はてっきり、驚くと思ってたのに晴斗は俺が

陽菜乃を好きになるのをわかってたみたいに

言ったから、こっちの方が逆に驚いた

思いきってもしかしたらって思って晴斗に聞いてみた「ひょっとして、晴斗も陽菜乃のこときになってんの?笑」


「…ん」って晴斗が言うから

「え? まじ?」ってなった

そしたら、「はぁ? んなわけねぇーだろ だいたい、俺があんな男おんなを好きになるわけねぇーだろ ばーか」

「え?笑 俺は結構あってると思うんだけど
な。 って男おんなとか言いすぎー
陽菜乃が、きいたらめっちゃ怒ると思うよ」


「はは… まぁべつにいいよ
あいつの怒ってる顔みるの悪くないしな」

晴斗がそんなこと言うから、ほんとは陽菜乃の

こと誰よりも好きなんじゃないかって思える

すると、陽菜乃がきた


「あ~! ここにいたんだぁ~ もーどこに行ったかと思ってすっごいさがしたんだからね?

2人で何話してたの?? 」

「あ? べつに…」晴斗はそっけなくそう答えた

でも、少し笑ってるように見えた

「えー! 陽菜乃に内緒で2人でひそひそ話?
なんか、感じわるぅー

いいじゃん、 べつに… 教えてくれても…」


陽菜乃は、そう言って晴斗と俺を上目遣いで、

寂しそうな顔で見てきた

「ねぇ、はるとぉー いいじゃん! ね?」

「そんな顔しても無断ー、男どおしの話しだか

ら、お前が聞いてもおもしくもなんともねぇー

んだよわかったら、はやく諦めつけろばーか」

「んー? きこえないなぁー ばーか? 誰が?

ばーかっていう方がばかなんですよーだ!」

陽菜乃はちょっと嬉しそうに晴斗に言い返した

「はぁ?きこえてんじゃねーか 誰がばかだ?
ばかは、お前だろ」

晴斗もなんだか楽しそう

結構2人は仲がいい

だから、俺のはいるスキがなくなることも多々ある

陽菜乃にあんな顔されると今の俺だところっと落ちそう

いや、そうじゃなくても普通に落ちそう

陽菜乃は男っぽいとこあるけど顔は結構可愛い

方で周りからは「3組の如月 陽菜乃って結構可愛くね?」

って声も結構ある

でも、そのたび晴斗がみんなに「あいつはやめ

とけ、後で幻滅することになるぞ

ショックうけるぞ、だから、手ぇ出すなよ」

って言う。みんなは、「え?まじ? てか、ほんとは晴斗が陽菜乃こと好きなんだろ? 笑笑」

ってみんな笑う

実際、その通りだと思う

陽菜乃が晴斗と話せなくなったとき陽菜乃はいつも寂しそうな顔してたし

陽菜乃もほんとは晴斗のこと好きで両思いだったりして

そりたら、俺も諦めをつけやすい

それから、半年くらいたって冬になったころ

また、晴斗は陽菜乃と話さなくなった

なんでか、きいたら「これ以上あいつといたら

理性が保てる気しねぇー あと、ここで気持ち抑

えておきたいしな だから、もぉあいつとはかか

わんねぇーし、もし、気持ちバレたときに

あいつのつらそうな顔とかみたくねぇーし」


晴斗は、自分の気持ちを抑えるって言った

「てことは、もう3人で遊んだりできなくなるってこと? 」

「んーまぁそーだな」

「でもさ、晴斗が離れていったら、陽菜乃は、

もっとつらそうな顔するんじゃ…ない?」

「いや、ないな あいつ、俺のことなんてどうで

もいいみたいな感じじゃん だから大丈夫だろ」

「そーかなー」

「そーなんだよ、あいつ俺にだけ優しくねぇーし、俺にだけ文句言い返してくるし、一々生意気なんだよ」

「でも、それって晴斗のこと信頼してるし、気を許してるからじゃないの?」

「はぁ? 普通、信頼してる奴にそんなことするか?」

「するでしょ 陽菜乃だよ? ちょっと不器用なとこあるしさ」

「でも俺はもう陽菜乃とは口きかねぇー」

「また、前みたいに陽菜乃がきいてきたら?」

「無視する」

「陽菜乃大丈夫かなぁー」

「心配ならお前がそばにいてやればいいだろ
てか、その方がライバルもへって陽菜乃にも近づけて一石二鳥じゃん いい話だろ」

「そうだけどさー、陽菜乃のつらそうな顔はみたくないんだよねー」

「それをなくすのがお前の役目だろ 何女みたいなこと言ってんだよ ばーか」

晴斗は、もう、陽菜乃とはほんとにかかわんないのかな

大丈夫かな 陽菜乃 てか、晴斗は、陽菜乃とかかわらないで元気でいられるのかな

俺だったら、絶対無理 他に女つくるかな

晴斗もひょっとして、好きでもない人と付き合っちゃったりして笑

それはないか!