俺はサッカー部をやめた。
俺は小学3年生からサッカーを続けてきた。
昨日、辞めた。親は泣いていたが、俺の気持ちは変わらなかった。
マネージャーにLINEで「7月27日、1回岸原、サッカー部を退部させていただきます。お世話になりました。」と送った。
1番の理由といえばケガだが、自分自身そうでないと感じていた。
小学校、中学校、高校とサッカーを続けてきた俺は、サッカー無しの生活は未だかつて送ったことがない。
大学でも、4年間続けてあわよくばJリーガーという夢も描いていた。
事実、高校の時は全国大会にも出た。
スポーツ推薦という形で大学に入った。
しかし、辞めた。
最初は自分の心が弱かったんだと思っていたが、ふと考えると、自分が今までの人生の大半をサッカーにしがみついて生きてきたんだということに気がついた。
サッカーには大切な仲間をもらい、多くの貴重な経験をさせてもらった。
しかし、そこにはサッカーでしか自分を表現できない俺がいた。
だから辞めた。
前向きに辞めたつもりだ。