「大丈夫??」
浅原さんは楽しそうな顔をして
聞いてきた。

私は金縛りのように
瞬きだけして言葉がでなかった

「ん?もしかして口にして欲しかった?、、、、んー。しょうがないなぁ。特別だからな。」

どんどん顔が近づいてくる。




わわ、、や、、やだ!




ーードンッ!




「いってぇ。そんなに強くつき飛ばさなくても。」


「っ、、、、もぅやめてください!私、、どうしても浅原さんと浅原さんに似ているある人を重ねてしまうんです。その人を思い出したくないんです。だから、、だからやめてください。」

浅原さんは
少し傷ついたような顔をした。



「わかった、、ごめんね佐野さん。」

そのあと浅原さんは
綺麗にお弁当を食べて
「じゃあまた明後日ね」
そう言って自分の家に帰って行った。。


大丈夫。私はまだ私のままだ。
きっとあーいうの慣れているんだ。
みんなにもしているんだ。
気にしないのがいいんだ。


私は自分に言い聞かせた。