この恋に砂糖は使用しておりません



いつも大雅と見ていた風景。


年季の入ったコンビニ、3本の木、高い塀の家。


それらを越えて見えてくるのは、あの、横断歩道。


――小学生の頃、手を繋いで渡った横断歩道。


「いた、」


横断歩道の前で青信号を待つ、あいつの姿。


隣に怜先輩がいることなんて気にしていられない。


もうあたしは、あいつのことでいっぱいで。