いつからそんなに、頼もしい大雅になったの? 知らないよ、そんなの。 あたしの知ってる大雅じゃないよ。 ――カタン。 あたしのトートバッグの中に入っていた、お菓子の箱が。 小さな音を立てて、夏の空に落っこちた。 「愛海」 その声は、ちゃんとあたしの知っているあいつの声で。