「いやぁ~!!」
卯月は、慌てたように駆け出して
ベットに向かって行く。
どうやらサンタさん効果は、あるみたいだ。
普段もこれぐらい聞き分けがいいといいのだけど……。
本当は、眠かったようで
ベットの上でリズムよくあやしてやると
すぐにスヤスヤと眠りだした。
フフッと笑っていると先生が
大きな荷物を持って入ってきた。
「どうだ?寝たか?」
「はい。今眠ったところです」
すると先生は、ベットの下に
大きな荷物を置いた。
卯月のクリスマスプレゼントは、
三輪車にした。
ちょっと早い気もするが押してやればいいし
活発な卯月なら気に入るだろう。
2人で卯月の寝顔を見ていた。
「よく寝ているな」
「本当に。普段もすぐに寝てくれたらいいのに」
クスクスと笑いながら布団をかけてあげた。