イクメン作家と恋心?SS~ほのぼの第2話~12/26に『クリスマス』を追加。


すると泣き声とドアを叩く音が
うるさかったのか
先生が部屋から出てきた。

「何なんだ?
さっきからお前らうるせーぞ!?」

「あ、先生。すみません……それが……」

私は、事情を話した。

先生は、ため息を吐きながら
ドアを開けると卯月を抱きかかえた。

泣きじゃくる卯月をあやしながら

「俺があやしておいてやるからお前は、
さっさと仕事に行け」

そう言ってくれた。

助かったわ!!

「ありがとうございます。
お昼には、すぐに編集者としてですが
戻ってきます」

頭を下げると慌てて玄関に向かった。

ドアを閉めようとしたら
さらに卯月のギャン泣きが酷くなった。

置いてかれると思ったらしい。

ごめんね……卯月。

それは、もう後ろ髪を引かれるの思いだった。

世の働く母親は、いつもこんな辛い思いをして
我が子と離れているのだろうか?

可哀想で涙が溢れてきた。

何とか仕事に向かい久しぶりに
出版社で働いた。

午前中は、下働きだけど午後から
先生の担当編集者として自宅に戻れる。

先生の担当で良かったと改めて思った。