イクメン作家と恋心?SS~ほのぼの第2話~12/26に『クリスマス』を追加。


部屋に戻ると先生に説明をする。

「すみません……ご迷惑をおかけしまして」

「まったく。お前は、目を離すといつも
何かしでかすな」

呆れたようにため息を吐かれた。

しゅんと落ち込んでしまう。

自分もまさか浮気相手として
疑われると思わなかった。

なんかツイていない……。

そうしたら先生が、またため息を吐いた。

「これから女将に取材をするのだが
お前も来るか?
そばに置いておかないと心配だしな」

えっ?

そばに置いておかないと言われたのは、
情けない気もするが一緒に
行動が出来るのは嬉しい。

「はい。」

私は、元気に返事した。

そして気を取り直して
睦月君と卯月を連れて女将さんの取材に行った。

取材は、女将の部屋で行われた。

「ここは、私の休憩スペースなんですが
先代の女将や先々代も使っていたんですよ」

にこやかに教えて下さった。

へぇ~昔の女将さんも使っていたのか……?

先生が取材をしている間、私は
部屋を見学する。

すると大きな遺影が目に入る。

すると……あ、あれ?

その遺影の1人があの助けてもらった
お婆さんだった。

何でこんなところに写っているのだろうか?