雨のせいで水溜まりが出来ていたため
大きく跳ね上がり私までかかってしまった。
それは、もう思いっきり
「キャアッ……もうビショビショじゃない」
服がベタベタになってしまった。
睦月君達を見るとカッパで防げたものの
髪までベタベタになっていた。
「…………。」
「うきゃあっ!!」
無言の睦月君と違い卯月は、
大はしゃぎ。
水遊びだと勘違いをしたのかもしれない。
「早く帰ってお風呂に入りましょう」
私は、慌てて帰りを急いだ。
自宅に着くと先生は、私達を見て
驚いていた。
「随分と派手な散歩だったな。
まるで水遊びをしてきたみたいだぞ?」
呆れたように言われた。
私達は、笑うしかなかった。
もちろんすぐにお風呂に入ったのは、
言うまでもない。