「私の名前は梶原信彦、通称信ちゃん!

今からお前は
そこの美女、
まみちゃんの前では

俺になりすませ!」


「はぁぁ!?」


なんだソレ!?


「なりすませってお前・・・・はぁ!?」

「そして、私の指示に従ってまみちゃんを・・・」

「ちょい待て!!

オッサンてあの時の抹茶オッサンだろ!?

オレと似てねーどころか別人だろ!

なりすますなんて無理だよ!」

「だからなりすましてもらうんだよ」

「はぁ!?」

「いいか、君はカッコィィ!
服とか下着とか安物だったしどういう人かは知らんが俳優並の格好良さを持ってる!!」

「だからってなんで」



「んっ・・・
おはよー信ちゃん」



お、起きたー!!

あまりの勢いに地の文無くなってる間にまみちゃん起きたー!!!


「ん・・・

きゃぁぁ!!誰アンタ!!」

まみチャンは見えそうだった胸をばっと隠し、顔を強張らせた。

ふつー、そうなるよなぁ・・・

「だっ・・・警察呼ぶよ!!誰あなた!」

だぁぁあ!
落ち着いて!
警察はコッチが
呼びたい・・・


『信彦だよ』

「え?」

イヤホンから
うきうきな声が
聞こえた。

『信彦だよって
笑って言え!!』


なっ、
ガチで言ってんのか!


『ほらほら言わないと
直ったパソコンに
いちごオ・レ
かけちゃうぞ〜〜』


うぉぉい!

・・・。
し、しかたない
この場は
とりあえず・・・