「君の名前は

栗山裕樹」

「ちょっと、なんでお前俺の名前
知ってんの!?」

おしゃれなダイニングキッチン
に真っ白なテーブル。

いろいろとこれまでのことを俺様に説明しなければならないはずのおっさんは
俺にあったかいコーヒーを差し出した。

まぁまぁとりあえず、これでも飲んで!
と湯気が言っているようだった。

「コーヒーではないぞ、カフェオレだ」

「は?」


「まぁ、私はオ・レ系が好きだから。
その辺覚えといてくれ。」

はぁ?


「まぁ、余談はこれくらいにしておこう」

余談なんかしてる場合じゃないだろが。


「君はさ、イケメンだよね。」

「は?」


オッサンは俺の顔をまじまじと見つめる。


「ジャニーズにもいけるくらいイケメンだ!

その見るものを引き込んでしまうような罪な瞳

キリッとした整ってるけどいじってないまゆ

薄いけど柔らかそうな唇!

首と大きさが変わらない小さい顔!

日本人ならではの漆黒の黒髪!

完・璧 だ!!」

「はぁぁ?」


「 君は細々とパソコン片手に小説を書くには勿体ない逸材だよ。」

「あっ!なんで俺が小説書いてるって知ってるんだよ!」


「パソコンで検索したら出てきた。

ほら。」


オッサンは当たり前のようにプリントアウトした俺の写真と・・・。


「・・・これは・・・」