キャンパス~モノクロ世界に色を~

翌日。

私はいつものように学校に向かった。

歩いて数分、公園の前に宙が立っている。


「おはよう」



「あっ宙、おはよー」



二人で何気ない会話をする。

今日の授業の事や昨日のテレビの話。

少し歩いていると柴犬が鳴いている。



「そういや、ここの犬透真の事追いかけてたよなー」



「そうだね!私たちにはなついてるのにね」



「分かるんじゃない?悪い奴だって」



二人で笑い出す。

楽しいなー、ずっと学生のままでいたいよ。



「仲が良さそうでお二人さん…」



「げっ透真…!!!」



ふてくされている透真の姿があった。

あれ?今日は朝練じゃないの?

朝練の日以外は三人で学校に来ている。



「げっ…じゃねぇーし!俺を置いてったな!」



「えっ朝練じゃないのか?」


宙も知らなかったらしく透真に聞いている。


「朝練しないもん!大会ないしっ!」


「知らないよ…言ってよ」


「ぶー」



始まった…

と私と宙は頷く。

透真は仲間外れされたと思うと一日中

ずっと拗ねている。