『お願い』




頼まれても断ることしかできないの。




私はもう前が見えないから…



さようなら




瞼を閉じたとき、一瞬だけほんの一瞬だけ



光が見えたんだ…



あれは一体なんだったんだろう。



でも、もう遅い




私の足を暗い闇が引っ張って飲み込もうとしている。



あぁ、なんで今さら…



あいつの笑った顔でてくるんだよ。