紫乃は影の隊長。



影は皇龍会の裏で動く存在。
影は皇龍会の闇だ。



この存在は幹部しか知らない。そして今までこの存在が誰かに知られたことはない。この影という存在を作ったのはサチ。サチの代はこのおかげか勢力が飛躍的に伸びたのは事実で…、

その影の初代は紫乃。
初めてにも関わらず上手く貢献してくれている。



「それでむぅにも紹介しようと思う。」



それを聞いた途端俺と朔弥が立ち上がった。



『それは許可できない。』


「あの女は他人だろ!」



すると微笑を浮かべ俺達を見た。


成る程…、想定済みってか。

俺はサチを睨みつけた。



「何も影としてじゃねぇ……、下の奴らの一人としてだ。」



意味がわからない。

なんでそこまでしてあの子に紹介したがるんだよ。



「それに…、」



サチはそういった後、悠生を見た。