「お前らのとこが潜入する日からその女を溜まり場に呼ぶことにする。それより前は認めない。」


「構わない。」



綺羅さんの言葉にサチが頷いた。


さすが総長同士と言うべきか…、話が早い。



「帰るぞ。」



綺羅さんは歩さん達の方向を向いてそう言うと踵を返し部屋を出て行く。



「じゃあ俺達も帰るか。」



柚子が周りを見渡しそう言うと朔弥が頷いた。サチが動いて次に弥生さんが続く。そして最後に執事の男が扉を閉めた。


ホテルの前に停めてあった車に乗り込み、俺たちは倉庫を目指した。



悠生side end.