「俺達が得た、Cheshireの情報を全て伝える。」


「それは信憑性がないわぁ。」



綺羅さんの代わりに歩さんが反応した。



「あんたらが言わへんかったら取引にならへんやん。」


「だからむぅをお前達に渡しているだろう。実際はそうではないが人質のように考えてくれ。まぁ、それ相応の対応はしてもらうつもりだが。」


「分かった。」



綺羅さんは目を閉じて答えた。

サチがニヤリと笑うのが分かる。



「彼奴らは俺達のシマから近い。攻めてこられたら面倒だからな。」


「さっすがkingの総長。話が分かるねぇ。」



綺羅さんの言葉に弥生さんが楽しそうに言った。