リビングに連れられた私。 カウンターの椅子に促されるままに座り、琥珀を窺い見ると 何故か微笑まれる。 それを見た、銀髪の彼はまたしても目を見開き愕然としていた。 琥珀と言えば、私の後ろに立ちドライヤーで私の髪を乾かし始めた。それに今度は私が慌て始めた。 「こ、琥珀!!それくらい自分でするから!!」 『いいから。前向いてろ』 優しい声色だけど有無を言わせない。そんな印象を受けた。 …あれ?琥珀って結構、強引な人?