——……静寂の部屋の中で響き渡るのは、



『ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁー!!…ぅあッ…ゃ、やめて!!』



——バシッ ゴキッ




……俺の叫び声と殴られる音。


泣き叫んでは顔を殴られた。



必死に抵抗をしてはいるものの所詮は小さい子供の力。たとえ女の力でも相手は大人だ、勝てるはずもなくさせれるがままの俺。



行為に及んでいる時の母親は毎回、無言で殴る蹴るを繰り返す。



まるで醜いものでも見るような目は、冷め切っていて本当に同じ血が通っているのか疑いたくなった。