雨の日は君と。~先輩の香り~



「なに?なんて言ったの?」

櫻井先輩が私の顔を覗くように見た


「な、なんでもないですっ!

 そ、それより!どこで勉強しますか?」


誤魔化すように私は話題を変えた


「図書室」