―ピシャッゴロゴロ


「きゃっ」


雷がなったと同時に風和が悲鳴を上げる



「雷が怖いの?」

風和がコクコクと頷く

「俺じゃなくて?」

またコクコクと頷く



なんだ…
よかった…

「風和のばか」


あんなタイミングでいったら
俺のことだって勘違いするだろ

…って、俺もあのタイミングで
押し倒したから悪いのか。



「ごめん」



風和は何も答えない代わりに
俺を抱きしめる力を強めた