雨の日は君と。~先輩の香り~





「李月も男ね~」


え、李月君は男の子だよね?
男装してる女の子とかじゃないよね


「李月君は男の子だよ?」

「あはっ、風和ちゃん可愛い!
 そういう意味じゃなくてね~

 …まぁ、色々と。」


言葉を濁す李子さん

何なんだろう…?


「私着替えたほうがいいのかな…?」

「それはダメ!!!」


私が着替えようかと言うと李子さんは
きっぱりダメだと言う



「そうだ!李月が帰ってきたら――

 ―――――…………してみて」


「う、うん…?」