雨の日は君と。~先輩の香り~





「…お茶淹れなおしてくるよ」



…なんとか耐えた

よく頑張った、俺の理性。



お盆にコップを乗せながら
そう考える俺。


風和のコップも取ろうと手を伸ばした時
風和もコップを取ろうとしていたのか
俺と風和の手が触れた



「ひゃぁっ……」



風和がパッと手を離す


…意識しすぎ。

俺の「好き」の言葉に戸惑って気まずそうにしてたのはわかってたけど。


…本当に彼女はやってくれる。



俺の心の中の葛藤なんて無視だ
簡単に俺の理性の壁を壊そうとしてくる


一旦落ち着こう


これ以上風和に何も言えないと思い
俺は部屋を出た