雨の日は君と。~先輩の香り~




「そうだ!
 じゃあついでに泊まっていきなよ!」

えっ、それは…


「李子…それは風和が居辛いだろ
 第一、余ってる部屋は倉庫みたいに
 なってるだろ」


そ、そうだよ。
居辛いわけじゃないけど。

ご家族の迷惑になっちゃう…


「そんなの、李月と一緒に寝るに
 決まってるじゃない!

 風和ちゃんもいつも一人で寝てるんだか ら、たまには誰かと一緒に
 寝たいでしょ~」


う、確かに一人で寝るのは寂しいって
思う時もあるけど…