雨の日は君と。~先輩の香り~



「におい嗅いでいいですか?」

いつもの言葉。
どうせ断られるけど…


「今だけね」

え!?
断られると思ってた


「嗅がないの?」

戸惑っていると櫻井先輩が
そう言ってきたから
遠慮なく嗅ぐことにした