雨の日は君と。~先輩の香り~



「あ、お母さんが李月を
 呼んでたんだった」

「それを早く言えよ」


スッと立ち上がる李月君


―――…


李子さんと二人きりになった私


「風和ちゃん」


「お母さんは遠くに住んでるの?」







どくんっ







胸が嫌な音を鳴らした