雨の日は君と。~先輩の香り~



「風和、かわいすぎ。
 
 …俺止まんなくなるかも」

か、かわいいなんて…
私の顔もポッと赤くなる

最後の言葉は聞き取れなかった


「李月君?最後なんて…んんっ!」


聞き直そうとした私の声は
李月君の唇によって塞がれた