「…じゃあ、あれ。風和に似てる」

李月君が指差したのは
黄色で少しブサイクな魚

李月君の中で私はブサイクなのだろうか…


「私、あんなブサイク?」

「違う。似てるのは…」


そう言って李月君は黄色い魚を見た

私もつられて見ると

黄色い魚は私が李月君に似ている
と言った紺の魚についていった