雨の日は君と。~先輩の香り~



「で、なに?どの魚?」

機嫌が治ったのか李月君は
私の横にしゃがんで聞いてきた


「あ、え、えっと…あの魚!」


私がさっき李月君に
見せたかった魚を指差した

「へぇ」

特に興味のなさそうな李月君