雨の日は君と。~先輩の香り~



「り、李月…先輩」

「…先輩いらないんだけど」

そんなの無理だよ…!


「ねぇ、風和…」


甘く低い声で囁かれる
初めて櫻井先輩に呼ばれる下の名前


「お願い…李月って呼んでよ」