雨の日は君と。~先輩の香り~



「森崎さん、行…」


しばらくした時櫻井先輩の声がした

櫻井先輩の方を振り返ると
櫻井先輩は不機嫌な顔をしていた


「櫻井せんぱ…」

「そいつに教えてもらえば?」


櫻井先輩がこれ以上ないくらいの
低い冷たい声で言い放った

「…え?」

「俺、帰るから」