「はい。それがいいです……。」

緊張しすぎて顔があげられない。

上からとも先輩の視線を感じる。

ドクドクとうるさい心臓の音が聞こえる。

「じゃあこれからそうするね。」

そう優しい声でいってくれた。

やっとの思いで顔をあげた時には

とも先輩の顔も少し赤かった。

わかりました。と答えた私に

そろそろ戻らなきゃだなって

そんな会話をしていた。

そして帰る準備をするために男バス

のほうへ戻ろうとしていたとも先輩が

こちらを振り返って

「またね。はる。」