もしかして私だから特別……??

とか、そんな想像をしたりしてしまった。

そんなはずあるわけないよね。

だってただの後輩だし。

そんなことを話しているうちに

あっという間に家の前までついた。

「送ってくれてありがとうね!」

「おう。じゃあおやすみ!」

そういってりょうくんとはわかれた。

家に帰ってからもさっきのドキドキと

あの優しい香りが忘れられなくて、

その日はあまり眠れなかった。