「はる~!ちょっとはなそ!!」

そういわれて私とひかり先輩は

少し外に出た。

生暖かい夜風が吹いている。

「あんなの見せられたらつらいよね~。」

ひかり先輩は優しい声で話してくれた。

「恋佳ちゃんさ、性格が悪いので

有名ってしってた??」

初めて聞いた。

しかも話によると髪を染めてるらしい。

将来はアイドルを目指してるんだって。

「オーディション受けたけど落ちたんだよ!」

ひかり先輩はケラケラと笑ってはなす。

「ともは騙されてるだけだよねぇ~」

そういって少し真剣な顔になった。

ともは優しいからって少しはにかむ。

でもね……といって

「ともははるのこといい子っていってたよ。

優しくてよく笑う可愛い子だって。」