トンネルに近付くと、どんどん汗が吹き出る。

いい男に汗は似合うってか?

そんなジョークを考えていると、田中はある事に気がついた。


トンネルの前に白いブラウスを血で真っ赤に染めた少女が立っていた。

頭からは大量に血が滴りおち、体は透けていた。


田中はその少女に1目ぼれしてしまった。