冬休みまであと2日。



あれから私はどのくらい涙したのだろう。


キミの想いを知ってから、毎日のように苦しくて悲しい涙を流していた。


そう覚えているのは、朝起きると涙の跡があったから。


毎晩キミが夢に出てくるんだ。

私に微笑んで手を振るの。
私も手を振る。


でもね、私にじゃないの。

私の後ろから追い越してキミの元へ駆けていく彼女にキミは手を振っていたんだ。


それが全てを物語っていた。



私とキミは結ばれないってことを。
これから先も。


想えば想うほど、キミはどんどん遠くへ行ってしまうことを。