あと少しだけ隣に……



「陽向……」


無我夢中で次も試合があるのに病院へ俺は走っていた。


陽向の病室についたときには色々管に繋がれた俺の愛しいやつが微笑みながら目をつぶっていた。


「先生、陽向は……」

「今まで生きてこれたのが本当に奇跡なの
この機械を外したら数分で陽向ちゃんは目を覚まさないまま死んでしまうわ。」


嘘だろ……。