そして私は、疲れきってしまった。 人に好かれる努力をするのはエネルギーをとても消費する。 お義母さんに好かれようなんて、最初から無理だったんだ。 諦めよう。 諦めるしか、ないんだ。 こうして私は、自分のために努力するようになった。 たくさん勉強するのも自分のため。 学校で優等生を演じているのも自分のため。 全部全部、自分ため。 自分が良い大学へ行って、良い職業につくため。 そうすれば、お義母さんと離れることが出来る。 そのためだったら努力を惜しまない。