ん……


白い世界


誰かがいる


ボヤボヤしてて見えない


あなたは誰……...……?





ーーーーーーーーーーー






パチッ


目を開けると見慣れない天井



え?



勢い良く飛び起きる


あれ?パジャマ着てない……


浴衣?なのかな


璃宮家では絶対にない


こんなthe和な部屋なんてなかったもの


周りを見渡しても全く違う家


私の家でもないし……


身体は私だけど、着てるもの違うし


何だろう……


璃宮家の盛大なドッキリとか?


ううん……...やりかねん。


兎に角部屋から出よう


スッ


キョロキョロ


だ、誰もいない……


どうしたものか……


とりあえず、出よう


部屋を出てなんとなーく歩いてみる


どこを見ても和の感じがする


紫苑居ないし……


はぁ~~~、ドッキリなら早く出てきて欲しい



「...平助?」



今声が聞こえてきたような?気のせいかな



「おい、平助」



あっやっぱり聞こえた、けど私は平助じゃないし



「ちょっと待てよ!平助!」



ガシッと勢いよく肩を掴まれた



「なっ何!?」


「お前!起きたのか!?」



え……何言ってんのこの人、とりあえず返事しとこう



「う、うん」


「良かった~!!目覚めたんだな!」


「う、うん」


「どうした?具合でも悪いのか!?」



そんなに叫ばなくても



「いや、別にそんなことないです」


「そうか!近藤さんと土方さんに言ってくる!部屋に戻って待ってろ!!」


「え?」



声をかける暇もなく、もう何処かに行ってしまった知らない人


誰なの?


てか、私の事平助って呼んでた?


それに近藤さんと土方さん?を呼ぶってどういう事?


あぁーーー!!考えても分からない……


まぁいいや、部屋に戻ろう


さっき歩いた道を戻る


そして自分がいた部屋に入った