紫苑のお父さんは仕事で余り家にいないそう


でもたまに帰ってきていて何度か会ったことがある


とても優しくてどことなく紫苑のお兄さんに似ている


紫苑は瑞穂さん似だ


因みに名前は璃宮真志(まさし)さん


お兄さんの名前は璃宮龍斗(りゅうと)さん


とても温かい家族だ



｢荷物も置いたし、下に降りよ！｣


｢うん｣



璃宮家は広いから初めは結構迷ってたけど大分慣れ今はスムーズに移動出来る


私は紫苑と一緒にリビングに向かった



｢あっ龍兄！｣



リビングには龍斗さんが居た



｢ただいま、麻子ちゃんもよく来てくれたね。嬉しいよ｣


｢いえ、いつもお世話になっております。｣


｢ここは麻子ちゃんの家でもあるんだからもう少し力抜いていいんだよ｣


｢ありがとうございます｣


｢ふふ、そうよ麻子ちゃん。私達は家族なんだから。敬語は無しよ｣


｢瑞穂さん、……ありがとう｣


｢じゃあ夜ご飯食べましょうか｣



瑞穂さんの料理はどれも美味しい



｢おいしい！｣


｢喜んでもらえて嬉しいわ｣



ご飯を食べ終え、紫苑の部屋に向かう



｢ふぅ～～お腹いっぱい！｣


｢うん、そうだね｣


｢これからどうする？｣


｢何が？｣


｢お風呂入る？それとも遊ぶ？｣


｢ん～～～、先にお風呂いただこうかな｣


｢分かった！じゃあ麻子が先に入ってきな！｣


｢ありがとう、じゃあお先に｣


｢パジャマとかはいつもの場所だから～｣


｢うん｣



璃宮家には私専用のパジャマやらシャンプーなどがある


いつもそこからお借りしている



｢ふぅ～～～～～｣