時代を超えて始まる恋

スッ

沖田「平助」


麻子「?」


パタン


沖田「平助って呼ばれたらちゃんと反応しなきゃ」



そうだ、私は平助さんとしてここに居るのだから平助さんのふりをしないと



麻子「すみません、気をつけます」


沖田「それに敬語もやめなよ、話しづらい」


麻子「はい...じゃなくて、うん」


沖田「次敬語だったらお仕置きだね」


麻子「えっ!?」


沖田「クスッ今日は沢山人が来ると思うから気をつけなよ」


麻子「何にで……何に?」


沖田「あともうちょっとだったのに~、まぁいいや

気をつけるのは二つかな

一つ目は平助って呼ばれたら反応すること、二つ目は君の時代の事を言わないこと」


麻子「うん、わかった」



これからはタメ口で話さなきゃけいないのか、面倒だな……



総司「今日は平助が目を覚ましたから沢山訪問者が来ると思うけど自然にね、記憶喪失って事は土方さんがみんなに伝えてるから大丈夫だと思うけど」


麻子「わかった、ありがとう」


総司「今日はここに居るから何でも聞いて?」


麻子「うん」



この後数々の訪問者が来た


みんな本当に心配してくれていて涙を流していた人もいた


平助さんはここの人達に愛されているんだなと感じた


私とは違う……羨ましい……



「なぁ平助」


麻子「う、うん!?何?」



平助って呼ばれたら反応しなきゃいけないのがきつい...

しかも知らない人だらけで怖い、厳つい人ばっかだし……



「俺ら幹部の事も忘れちまったんだよな...」


麻子「うん……ごめんなさい……」


「お前が謝る事はねぇんだよ!ただちょっと寂しいなと思ってな...

そうだ自己紹介がまだだったな、俺は原田左之助だ、皆俺の事を左之と呼んでる」


麻子「左之...さん」


左之「フッ それでいい」


麻子「はい...」


左之「敬語はなしだ、気楽にいこうぜ」


麻子「...うん」



ここの人はみんなタメ口を迫ってくるな...

でも仕方ないか...私は平助さんとして見られてるから

私の中身を見てくれる人なんてやっぱりいないよね...



左之「平助?どうかしたか?」


麻子「!...いや何でもないよ」


左之「そうか...」


スパンッ


新八「平助」


麻子「っ新八さん?」



新八さんが部屋に来た



新八「堅いな~、俺の事を平助はしんぱっつぁんて呼んでたんだぜ、せめてさんはなしだな」


左之「同意だな」


麻子「新八に...左之」


新八「あぁそうだ!平助が喜ぶって思ってよ~これ持ってきたんだ」



と出してきたのは酒


飲めるか!私は未成年だぞ!



総司「流石に目覚ましたばかりだからやめたがいいんじゃない?」



部屋の隅にいた総司が助け舟を出してくれた



左之「そうだぞ、新八いくらお前が呑みたいからって怪我人に進めるんじゃない」


新八「仕方ねぇな...じゃあ平助!お前の怪我が治ったら呑もう!」


麻子「...うん」