土方「ではあとは任せた」


沖田「プイッ」


近藤「総司、頼んだぞ」


沖田「はい!」


土方「総司……お前...」イライラ


永倉「総司、頑張れ」


沖田「フンッ新八が一番に見つけたんだから新八がやればいいのに」


永倉「アハハ」



みんなそそくさと出ていってしまった


部屋に残るのは麻子と沖田



沖田「フゥじゃあ何から知りたい?」


麻子「え?」



いきなり言われても…あっそうだ!



麻子「平助さんのお名前はなんていうんですか?」


沖田「藤堂平助だよ」



何か似てるな……私の名字と



麻子「どうして藤堂さんは額を怪我したんですか?」


沖田「池田屋でね、長州藩士の人に切られちゃったんだよ。こういうのって未来に伝わってないの?」


麻子「いえ、伝わっていると思います。私はその歴史は余り得意ではないので」


沖田「ふーん、これから起こることとかわからないの?」


麻子「だいたいの事なら分かりますけど、詳しくはちょっと...」


沖田「僕について何か知ってる事はある?」



沖田総司は……悲劇の天才剣士……



麻子「沖田さんは天才剣士と言われています。」


沖田「へ~、そうなんだ。他の人は?」


麻子「土方さんの事なら少し、確か俳句を書いていたとか」


沖田「フフフ土方さんの俳句が知れ渡ってるんだね」


麻子「はい、知っているのは『梅の花 一輪咲いても 梅は梅』ですかね」


沖田「アハハハハ!面白いね、君!」


麻子「そうですか?」


沖田「なんの躊躇なく言っちゃうんだもん、いいね、気に入ったよ」



あれ?何か気に入られた……?



沖田「まぁ兎に角君は平助としてここに居てくれたらいいから、楽にね」


麻子「はい」


沖田「次は道案内するからついてきて」


麻子「あっ、はい」



後半は殆ど沖田さんからの質問だったような...



次々に案内される


これは、璃宮家並に凄い


早く覚えなきゃ