麻子「何かしらの理由があって、私と平助さんが入れ替わった?感じですかね」


沖田「君のいた場所はどんな感じなの?」


麻子「私は...友達の家に泊まってました……」


永倉「じゃあ平助は麻子の友達の家にいるってことか!?」


麻子「そうなりますね、でも優しい家族なんで平助さんの事は受け入れてくれると思います」


近藤「そうか、だが君はどうしたものか」


土方「見た目は平助なんだけどな」


麻子「そんなに似てますか?」


土方「あぁ瓜二つだ」



顔がそっくりなのは入れ替わったのと関係あるのかな?



沖田「平助として隊士になってもらおうよ、記憶喪失になりました~とか言って誤魔化せば案外いけると思うけど」


土方「そんなことできるわけないだろ!」



確かに...沖田総司の意見には反対だ



近藤「いいじゃないか!麻子くん、平助の代わりをしてくれないか?」



え!?どうしよう……


そんないきなり隊士とか、無理に決まってる


でも……平助さんは私のフリをして学校に行くことになるだろう


ここは平助さんの居場所を無くさないためにもなるしかないのかな



麻子「はい、平助さんとして頑張ります!」


近藤「あぁ、よろしく!」


土方「本当にいいのか……」


沖田「じゃあ麻子ちゃんに平助のこと教えなきゃだね」


永倉「記憶喪失ってことでいくんだろ?それなら教えなくてもいいんじゃないか?」


沖田「ある程度の事は知っとかないと逆に怪しくなる、それに誰々に教えてもらいましたって言えば済むことだよ」


永倉「そうか」


土方「では、その事は総司に任せよう。あと、この事は他の奴らには他言無用だここだけの話とする」


近藤「あぁ」


永倉「はい」


麻子「はい」


沖田「えぇ〜~~僕が教えなきゃいけないの?」


土方「当たり前だ!お前が言い出しっぺだろ!」


沖田「ムゥー」


麻子「すみません、沖田さん」


沖田「いや、いいんだよ」