2012年7月23日まだ夏としては少し暑さが足りない
と思うような日に俺には彼女が出来た。
彼女は至って普通の子、顔も普通に可愛く
身長も高くもなければ低くもない
性格も至って普通、スタイルだってみんなが
思ってる感じの太ってるわけでもなく
痩せすぎなわけでもない、胸も推定Cってとこだろう
髪は黒髪のロングヘアー、そんな彼女が俺にはできた。まずはこの子との出会いを書くとしよう。

2011年7月23日
出会いはこの日だった。
俺は田川高校と言う頭が悪くもなく良くもない
普通の高校に通っていた。
周りには何も無い田んぼばっかりの
田舎の高校だった、しかもこの高校は
校舎が向かい合うようにして二つある
片方は男子、片方は女子の教室になっているのだ
最悪だ…だが教室が離れているだけで
体育、音楽、家庭科、その他もろもろ
教室ではない授業は男女一緒なのだ、
だからと言って女子と仲がいいかと言われると
ちょっと目を閉じ首を傾げ考えてしまう。
そう言えばまだ俺のことを紹介していなかった
俺は石田拓馬17歳高校2年生
黒髪の短髪、身長は173cm、60㌔
顔はまぁまぁイケてるほうだと思ってる
まぁ至って普通だろう性格も普通だし
友達の数も言ったら普通だ、女の子は…なんて
考えていると後ろの席からちょっと引き気味で
純粋無垢な声が聞こえた。

「また女の事考えてんのか拓馬?」

俺はちょっと肩をビクッとさせながら
後ろを向いた。

拓馬「またとは言い方悪いな、つかお前には俺の頭の中が見えるのか一希」

そうこいつの名前は一希
まぁ言ったら親友みたいなもんかな
こいつは身長は180cmで高いし
顔はイケメンで髪はちょい茶髪、
見た目は完全にチャラいだけど見た目とは裏腹に
いいところはある、捨て猫は見捨てらんないし
学校の行事ごとには積極的に参加、
ましてやクラスの学級委員だし、家は母親だけだから
料理とかもできる、まぁスペックの高い奴だ
たまぁに何考えてるかわからなくなる時はあるけど
そんな奴と小学校から一緒で女子と言う女子は…
言わなくてもわかるだろう。

一希「見えなくてもわかるよ、拓馬の考えはダダ漏れだ」
と言いながらクスクス笑いやがった
まぁいつもの事だ俺もクスクスしながら

拓馬「うるせ!」
と言った、すると雷みたいなゴロゴロっとした
体に響くような低い声が

「偉い楽しそうだな〜そんなに数学好きだったけな〜
神谷と石田は!?」

嫌味ったらしく少し口をニヤッとさせながら
こっちに言ってくるのは数学の安藤だ、
俺は慌てて姿勢を戻しノートに向かって
ペンを無意味に走らせた
いかにも勉強してますってアピールみたいに
でも効果はなかった。

安藤「じゃあ石田〜これといてみろ〜」

と黒板を指さす安藤
そこには見るだけで吐き気が出そうなくらい
ゴチャゴチャと数字が並んでいた

拓馬「えっと…」

と少し考えてますみたいな
感じを出していたら後ろから

一希「任せろ」

と小声で聞こえてきたと思ったら
一希が急に立ち上がってスラスラーと
呪文のように正解を言っていった。
そうだこいつは頭もいいんだったな
ちょっと嫉妬だぜ笑

安藤「お前には聞いてなかったんだけどな一希!」

一希「すいません、数学が好きなもんで」

と先生をあざ笑うかのように
ほかの生徒もクスクス笑っていた
安藤がちょっと悔しそうな顔をして
何か言いだそうとしていたんだろうその時
授業を終わらせるチャイムがなった

一希「ありがとうございましたー」

と一希が言い出したら
バラバラとクラスの奴らが動き出した
安藤の完璧な敗北だ笑

拓馬「サンキュ!」

と一希にハイタッチして
窓辺で2人で話していたすると窓の反対側
女子のクラスも授業が終わるのが見えた
女子もバラバラと教室を出ていったり
その場で話してる人がいたりとうちのクラスと
変わらなかった、その中でやはり俺らと
一緒で窓辺で話す女の子2人がいた
片方は肩までのボブで片方は黒髪のロングだった
一希は背にしてわかっていなかったが
2人はこっちを見ていた、なんかやけに目が合うと
その時思ってしまった、そうこれが最初の出会いだった。