「君の笑った顔初めて見た。
ずっとしかめ面をしていたから。」

「名前教えてなかったね。
僕の名前はリュンヌ」

「私は星園天」

「よし!天つかまっていてね」

「うん!」

手を強く握ったまま
風に乗って
星に乗って
そこで気を失ってしまいました-------------







「天? 着いたよ。」

「・・・リュンヌ?」

「見てみてここが星の国だよ」

大きな湖、あたりを飛んでいる青い蝶
なにより私に大きな蝶の羽が生えていた。


「すごいっ!この羽本物?なんで私にも生えているの?」
するとリュンヌは私の手を取って跪き
「あなた様こそこの世界の女王。
私たちはあなた様のお帰りをお待ちしておりました。」
そういって私の手の甲にキスをした。




おしまい