あるとことに蝶に好かれる女の子がいました。
その女の子--------天は己が犯してしまった罪を抱えていました。
それに耐えきれなくなった天はひときわ月が輝く日にお願いをしました。
すると肌身離さず着けている三日月のネックレスから黄色い光があふれだしました。






光が収まったのを感じ目を開けると
そこには男の子が浮いていました。

「僕を呼んだのは君?大丈夫。君の罪は最初からなかったんだ」

「最初からないってどういうこと?」

「君はねこの世界の人ではないんだ」

「どうして?私は人間じゃないの?」
天は今にも泣きだしそうでした

「あぁ僕が浮いているからかな。
違うよ。君は立派な人間。」
男の子は片膝を立てて寝転がり
「でも、星の国で生まれたんだ」
そう続けました。

「星の国?」
男の子の隣に正座をして尋ねました。

「そう。君が僕を呼びだしたことこそが証明。
望むならこっちの世界に来ることだってできるよ。」

「行きたい!」
天は身を乗り出して答えました。

「それなら僕の手を取って。」
そういって手を差し出しました。

少し迷って手を取ると、天の体が浮かび上がりました。
「うわーすごーい!」