『I love Masato』…



放課後の教室。



いつも勉強勉強の日々の私。


おかげで全然友達と遊べなければ
置いてけぼりになってきている。



だけど放課後の教室での勉強は頑張れる。



私は彼を待つ。




私の大好きな人。




ちょっぴり勉強につかれてきちゃった…。



私は頬を机にくっつけて
英語のプリントの隅に大好きな彼の名前を書いていた。



ガラガラ──



「今日もがんばってるんだ。
偉いね、吉田は。」


びっくりした…。


田中先生…


ポンポン

 
「うわっ!」


「わ!びっくりしたぁ~!
そんな驚くなよ。頭撫でるのもセクハラか?」


「…ごめんなさい。」


「いや、俺が急に撫でたのが悪かったな。
深い意味はないからな。でも、吉田の頭って…あったかいよな。」



「なんですかそれ」


「ははは」




田中真翔



私の好きな人。




そう、私はいけない恋をしているの。

叶わない恋をしているの。




だけどね、今がとっても楽しい。



勉強が先生に会えると思ったら楽しくなるの。



でも、びっくりしちゃった
今日は頭ポンポンされちゃったし。

私、反応しすぎておかしかったよな~…