席は…っと、窓側の前から二番目ね。
まわりはどんな人かしら?

キョロキョロ

ふぅん。なんかThe真面目って感じね。

前は誰かしら?

「おう。また会ったな相木さん。」

『前は藍木くんなのね。』

「そうみたいだな。」

後ろの私の方を向きながら喋る藍木くん。

「そういえば、担任こねーな…」

ガラッ

タイミングを測ったかのように
藍木くんの言葉のあとすぐにドアが開いて
誰か入ってきた。