「すみません、この子恥ずかしがり屋さんで」
「あらあらいいのよ。春樹くん、いってらっしゃい」
「い、いって、きます」
ハルくんは小さくお辞儀をすると、まるでその場から逃げるように走っていってしまう。
でも曲がり角まで来ると立ち止まり、こちらに向かって手を振ってから、角を曲がっていった。
可愛い行動に思わず後藤さんと顔を見合わせて、お互い小さく笑ってしまった。
「あの子、ずいぶんアナタに懐いているのね。ここに住んで長いけど、初めて声を聞いた気がするわ」
「私、昔からよく子供に好かれるんですよね」
「ああ~、わかる。一目で良い人だってわかるもの。優しいオーラが全開っていうか。子供は特にそういうのに敏感だからね。それに綺麗だし可愛し。信濃さんったら、どこでこんな素敵な人を見つけて来たのかしら」
「そ、そんな……私なんて……」
お世辞だと分っていても、恥ずかしくて顔が熱くなる。
そんな私の様子に後藤奥さんがふふっと笑う。
「本当、アナタが信濃さんの所に来てくれてよかったわ。春樹くんもだったけど、奥さんと別れた後の信濃さんも本当に辛そうで見ていられなかったの」
「あらあらいいのよ。春樹くん、いってらっしゃい」
「い、いって、きます」
ハルくんは小さくお辞儀をすると、まるでその場から逃げるように走っていってしまう。
でも曲がり角まで来ると立ち止まり、こちらに向かって手を振ってから、角を曲がっていった。
可愛い行動に思わず後藤さんと顔を見合わせて、お互い小さく笑ってしまった。
「あの子、ずいぶんアナタに懐いているのね。ここに住んで長いけど、初めて声を聞いた気がするわ」
「私、昔からよく子供に好かれるんですよね」
「ああ~、わかる。一目で良い人だってわかるもの。優しいオーラが全開っていうか。子供は特にそういうのに敏感だからね。それに綺麗だし可愛し。信濃さんったら、どこでこんな素敵な人を見つけて来たのかしら」
「そ、そんな……私なんて……」
お世辞だと分っていても、恥ずかしくて顔が熱くなる。
そんな私の様子に後藤奥さんがふふっと笑う。
「本当、アナタが信濃さんの所に来てくれてよかったわ。春樹くんもだったけど、奥さんと別れた後の信濃さんも本当に辛そうで見ていられなかったの」


